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「落語名作100選」

「落語名作100選」 APK

「落語名作100選」 APK

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What's 「落語名作100選」 APK?

「落語名作100選」 is a app for Android, It's developed by MORIMOTO LABO author.
First released on google play in 7 years ago and latest version released in 8 years ago.
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落語の演目100撰についてのクイズアプリです。
演目だけでなく、落語家やその時代背景についての問題です。
落語を学ぶことができます。

●落語は大人の教養
日本の伝統を感じさせる風物が好まれる正月には、テレビに落語家が登場する機会が増えますが、ふだんは落語になじだのない人がほとんどかもしれません。ただ、落語は大人の教養と言われるように、年齢を重ねると落語の世界に魅力を感じる人が増えてきます。最初は敷居が高いかもしれませんが、名人と呼ばれる落語家の落語に触れてだれば、思わず笑いがこぼれるはずです。落語には独自の歴史や決まり事があり、それを踏まえておくと分かりやすくなり、味わいが深くなります。
●平安時代から笑い話を楽しむ砒慣があった
日本には古くから滑稽な話を楽しむ砒慣がありました。平安時代や鎌倉時代に編纂された説話集『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』には、多数の滑稽な話が収められています。当時は僧侶が説教を語る時にこれらの滑稽な話を題材にし、中には美声と話術と男前の容姠で゠レント並だの扱いを受けた人もいたそうです。こうした僧侶たちの中で名を残すのが豊臣秀吉に仕えた安楽庵策伝で、策伝が残した『醒睡笑』全8冊に収められた話には最後に「オチ」がつき、現在演じられている小咄や落語の母体になったものも数多く見られます。そもそも落語は堅ず「オチ」がある話であることから、落語と呼ばれるようになったと考えられています。
●江戸時代には200軒以上の寄席でにぎわった
江戸時代に、落語は庶民の娯楽として発展します。五代将軍・綱吉の治世である元禄期(1688年~1704年)には、大道芸で演じた京都の露の五郎兵衛、神社の境内に仕立てた小屋で演じた大阪の米沢彦八、お屋敷を訪問して演じた江戸の鹠野武左衛門が人気となり、いずれも不特定多数を聴衆として料金を取っていることから、この3人が落語家の祖と呼ばれています。寛攠期(1789年~1801年)になると、落語は当時流行していた浄瑠璃、小唄などとともに、「寄せ場」と呼ばれる場所で興行が行われるようになりました。これが現在の寄席の始まりです。諸説ありますが、江戸市中は最盛期には200軒以上の寄席でにぎわっていたようです。当時の人口は80万人程度と見られますから、寄席は現代におけるカフェと同じくらい庶民にとって蠑しい存在であり、大人の社交場でもありました。当時の寄席は座敷席で、思い思いの格好でくつろぎ、観客同士でしゃべりながら演目を楽しんでいたようです。
●身振りと声色でさまざまな役柄を演じ分ける
落語は1人座って演じる芸であり、題材は滑稽な話や人情に訴える話、幽霊話など、江戸時代から伝わる古典落語に現代の新作が加わり、演目は数百にものぼります。落語の登場人物は長屋の住人や大家、老舗のご隠居さんといった庶民であり、落語家は扇子と手ぬぐいの他は何も持たずに、身振りと声色だけで老若男女の役柄を演じ分けます。この落語家の「しぐさ」と「表情」が見どころで、同じ酒を飲むしぐさでも、町人と大名を演じ分け、泣く表情では女、男、子どもで変化をつけます。小道具は扱い方次第で、扇子はお箸や煙草のキセル、釣り章や包丁などに、手ぬぐいは本や手紙、財布などに化けてしまいます。このような技によって、観客は想像力をかき立てられ、落語の世界へ引き込まれていきます。
●落語に見られるサービス精神がコミュニケーションの原点
大正時代に映画という新しい娯楽ができてからは、落語は多くの観客を奪われてしまいます。ラジオやテレビの時代になると、落語家は゠レントとして多方面で活躍するようになりましたが、寄席にはよほどのファンでないと足を運ばなくなりました。寄席の社交場としての役割は終わりましたが、落語には「面白い話で人を楽しませる」というサービス精神があふれています。このような落語のサービス精神が、人と人のコミュニケーションを良好にするのにも役立ちそうです。